今回は「やがて君になる」の第7巻のまとめと感想です。
前々回の記事では第5巻のまとめと感想をそれぞれしました。
リンクを貼っておくので興味のある方は是非ご覧下さい!
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第6巻は、侑がついに燈子に「好きです」と告白をしました。しかし、燈子に「ごめん」と言われた侑はその場から逃げるように去ってしまう所で終わりました。
好きを知った侑と、出会った頃とは変わった侑に戸惑う燈子の2人の関係はどうなるのか?、そして沙也加と燈子の関係はどうなっていくのか?
この辺に焦点を当てて、「やがて君になる」第7巻のまとめを書いていきます。
失恋?した侑
燈子に「ごめん」と言われた侑はもちろん落ち込んでしまいます。
それでもその気持ちが失恋なのか?そもそも燈子に対する気持ちは「好き」という気持ちだったのか?
燈子に「ごめん」と言われても涙も出ず、ただ心が痺れるような感覚に侑はいました。
侑の中で燈子に対する気持ちは本当に「好き」だったのか?
侑は「好き」と言う気持ちがまた分からなくなってしまうのでした。
燈子にとっても侑はもう「特別」ではありませんでした。
燈子にとって侑が「特別」だったのは侑が「好き」を持たないからだったからです。
「好き」を知った侑はもう燈子にとって「特別」ではないはずです。それでも燈子の中にモヤモヤとした気持ちが残るのでした。
侑と燈子の距離が離れていく
そんななかで、侑と燈子の距離はどんどん離れていきます。
もちろん、燈子から侑に話をしようと近づくときもありました。
侑は燈子を避けるようになってしまいます。
そんななかで、燈子たちの学年は修学旅行を迎えるのでした。
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沙也加の決心
侑との関係に亀裂が入ったことで侑だけでなくもちろん燈子にショックを与えます。
昔の燈子ならその事は自分の内に秘めて、周りに弱みを見せるようなことは決してしませんでしたが、
燈子は自分が今悩み事があることをクラスメイトにも打ち明けます。
それを見た沙也加は生徒会劇を終えてから燈子が大きく変わったことを実感します。
変わっていったのは燈子だけでなく、沙也加もでした。
喫茶店エコーのマスターの都とその恋人である沙也加達の通う高校の教師である理子の関係を見ているなかで
沙也加のなかに「いつか私もあんな風になりたい」という気持ちが芽生えるのでした。
そしてついに沙也加は燈子に告白をすることを決意します。
燈子と侑、そして沙也加のそれぞれの思いが大きく変わっていくなかで
燈子達の学年の修学旅行が始まります。
沙也加が燈子に告白
修学旅行の1日目で沙也加は燈子を連れ出します。
沙也加が何を言おうとしているのか察した燈子は「私は沙也加が期待しているような人間じゃない」と言います。
燈子からすれば、沙也加が好きなのは常に完璧でいる燈子であり本当はそんな人間じゃないと伝えたい訳です。
けれどもちろん沙也加常に完璧でいる燈子だけを好きな訳でないです。沙也加は言います「燈子の全てが好き」と
それを聞いた燈子は困惑してしまいます。
全てが好きということはこれからも変わり続けるだろう自分を好きでいてくれるのか?と
「後で返事を聞かせてね」と言い残し沙也加はクラスメイトの元に戻り、修学旅行の1日目は終わるのでした。
燈子の返事は…?
沙也加の気持ちに燈子は気づいていない訳ではありませんでした。
それでも燈子は沙也加が踏み込んでくるとは思っていませんでした。
だからこそ燈子は、侑も沙也加もそして燈子自身も変わっていくことを自覚します。
そして沙也加から告白された時「好き」と言われて嬉しい気持ちになったのは燈子にとって初めての経験でした。
そうして迎えた修学旅行2日目、
燈子と沙也加は2人でボートに乗ります。
ボートの上で沙也加は自分がどのくらい燈子のことを好きなのか、燈子に話します。
その時燈子は、沙也加という存在がどのくらい自分のなかで大きいものなのか自覚させられます。
今まで自分がやってこれたのは沙也加のお陰なのだと、だから沙也加に告白された時も穏やかな気持ちになれたのだと。
それでも燈子の心の中に浮かんだのは侑といる自分の姿でした。
燈子は、沙也加の告白の返事をします。
沙也加は燈子にとって、とても大事な人。それを燈子は沙也加に告白された事で改めて自覚させられました。
「それでも、沙也加を選べない、選ばない」
その返事は燈子のことを1番近くで見てきた沙也加にとってはショックではありましたが、意外ではありませんでした。
知っていながら沙也加は燈子に告白をする決心したのですから。
沙也加は燈子に「小糸さんなの?」と聞きます。燈子は「私が侑が好き」と返します。
燈子にとって沙也加はもちろん大事な人、
それでも1番大切な存在は侑でした。
それくらい燈子のなかで侑は大切な存在になっていました。
だから燈子は沙也加の気持ちに応えることはできませんでした。
沙也加は燈子に対して一歩踏み出すのが遅すぎたことを後悔しながらも
それでも沙也加は自分の言葉が燈子にちゃんと届いたことを嬉しく思いました。
逃げていることに気付かされる侑
沙也加に気持ちを告白されたことで自分の本当の気持ちに気づくことができた燈子。
そんな中で、侑は生徒会のメンバーである槙くんとバッティングセンターへ行き、
燈子に好きと言ったことや燈子からごめんと言われたことを槙くんに打ち明けました。
そして、侑は「好きとか特別とかやっぱり良くわからない、辛くもないから、もういっかかな」と言います。
それに対して槙くんは、「小糸さんは好きを分かっている、ただ逃げているだけ君と僕は違う」と言い放ちます。
かつての侑と同じように人を好きになることがない槙くんからそのように言われ、侑は驚きます。
そして、自分の本当の気持ちと向き合います。
それでも「好き」がほしい侑
槙くんと別れ、1人で歩く帰り道で侑は自分の本当の気持ちに向き合います。
燈子との関係で辛いこと、思い悩むことは沢山あったけれど、それでも燈子のことが「好き」で、「好き」がほしいという気持ち。それが侑の本心でした。
そんな時に、侑のスマホにメッセージが届きます。
メッセージは燈子からでした。
メッセージには、「すぐに会いに行くから生徒会室で待っていてほしい」と書かれていました。
そのメッセージを見た侑は生徒会室へと走ります。
同じ頃、燈子もまた生徒会室へと走っていくのでした。
第8巻へ続く。
いよいよ物語も終盤に突入して、侑と燈子と沙也加の主要な3人の心情や関係が大きく変わっていった第7巻でした。
いよいよ次の第8巻が「やがて君になる」最終巻になります。
第8巻は今まで以上に濃い内容になっています。
次の記事ではそんな最終巻のまとめをしていくので、是非ご覧下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました!
下に私の感想を書いています。そんなに長くないので、もし良かったそちらもご覧下さい。
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「やが君」第6巻を読んだ感想
沙也加の初めからわかってはいたことですが、やっぱり読んでいる時は燈子と沙也加はどうなるんだろう?!ってドキドキしちゃいますね。
アニメのやがて君になるを見始めた頃、沙也加が出てきた時、裏では絶対燈子に執着してるメンヘラみたいなキャラだと勝手に想像していましたが、むしろ燈子の方がメンヘラっぽさがありました笑
でも、燈子が沙也加に返事をするときの「選ばない」ってセリフ。私は結構好きです。選べないと言った後に、選ばないと言い直すことで燈子が自分の意志で侑と一緒にいたいという意思の表れが強く感じられることが出来るセリフで個人的にすごい好きなセリフです。
第6巻を読んで思ったことですが、「槙くん」というキャラクターは非常に優秀なキャラクターだと思います。
どういうことかと言うと、侑と燈子の関係を知りながらも干渉はせず、ただ眺めている。
これって読者(アニメなら視聴者)に1番近い立ち位置だと思うんですよね。
読み手に近い立場の登場人物がいるとその物語に入りやすくなりますし、物語が大きく動かす時にもそういったキャラクターがいることで物語って動かしやすくやなると思うんですよね。
だから、槙くんっていうキャラクターはやがて君になるの中でも優秀なキャラクターだと思います。
まぁ、そんな話置いておいて男のキャラクターである槙くんが「俺も混ぜてよw」しなかっただけでも十分優秀です。
むしろ「僕は混ぜないでね」ですもん。
それと、第6巻では都さんと理子先生が付き合う前のお話がありましたが、都さんと理子先生のお話だけで1冊出してほしいくらいですね。
もっと2人の話を掘り下げて読んで見たかったです。
最後に、余談ですがこの記事を書いている時点でブログ村のアニメ感想カテゴリー、4054ブログ中8位にまで登ることが出来ました。
トップ5入り目指しているのでもし良かったら記事の最後にある、ブログ村のボタンをクリックしてください。
ということで最後はやがて君になるに関係のない話でしたが、これで今回の記事を終わりにします。
また次の記事でお会いしましょう!
今回は「やがて君になる」最終巻である、第8巻のまとめをしていきます。 前の巻である第7巻では、お互いの本当の気持ちに気づいた侑と燈子。 そんな中、修学旅行を終えた燈子は侑に「話したいことがあるから今から生徒会室で会いたい」と連絡をします[…]