古文動詞の活用の見分け方を分かりやすく解説!【古文文法#2】

今回は、古文文法を解説シリーズの2回目を書いていきます。

前回の古文文法の解説記事では、

品詞と活用の基本そして、動詞の活用形について確認しました。

品詞・活用・動詞の活用の3つで不安なところがある人は前回の記事を先に読む事をオススメします!
前回の記事

この記事では高校生や受験生の方で古文に悩んでいる方に向けて 少しでも古文に対する苦手意識をなくしてもらうために 古文文法を何回かに分けて解説していこうと思います。 古文の勉強の具体的な仕方については別の記事がありますので […]

【古文文法#1】 古典文法の基礎と動詞を誰でもわかるように解説!のアイキャッチ画像

今回は動詞の応用で古文動詞の見分け方をやっていきます!

そもそも活用を見分けるとは?

そもそも活用を見分けるってなんだよ!

って方もいると思います。

前回の記事で古文動詞の活用について確認しました。

でも活用を覚えただけでは古文の動詞をマスターしたとは言い難いです。

その動詞が何段活用で何行か?それが分からないと折角覚えた活用を使うことが出来ないです。

だからこそ、活用を見分けることは

古文を勉強する上で避けては通れないです。

そのうえで、活用を見分けるためには

  • 活用の種類と行を覚えていないといけない動詞
  • 覚えていなくていい動詞

の二種類があります。

活用の種類を覚えていないといけないもの

というこで活用の種類を覚えておくべき動詞をやっていきましょう!
  • 上一段活用=干(ひ)る、射(い)る、鋳(い)る、着る、煮る、似る、見る、居る(ゐ)、率(ゐ)る
  • 下一段活用=蹴る
  • カ行変格活用=来(く)、~来
  • サ行変格活用=す、おはす、ものす
  • ナ行変格活用=死ぬ、往(い)ぬ、去(い)ぬ
  • ラ行変格活用=あり、居(を)り、侍(はべ)り、いますが(か)り、いまそが(か)り 

上の動詞は覚えていないといけないので一生懸命覚えて下さい。

※サ行変格活用の動詞は「~する」という意味です(英語でいうところのdoだと思って下さい)

覚え方のコツ!

上にある活用の種類を覚えていないといけない動詞、全部覚えるの大変ですよね。なので、少しでも覚えるのが楽になる覚える方のコツをご紹介していきます!

といっても上一段活用以外の動詞は数が少ないのでそんなに難しくないと思います。

大変なのは上一段活用だと思います。

上一段活用は語呂合わせで覚えてしまいましょう!

上一段活用の動詞(=干()る、射()る、鋳()る、着()る、煮()る、似()る、見()る、居る()、率()る)の頭文字とって

学校の先生がから一番(=上一段)の子をひいきにみいる(贔屓に見入る)

と覚えてください!

他にも君にいい日がありますが

お好きな覚え方をしていただければ大丈夫です。

 

活用の種類を覚えなくていい動詞

さきほどまでは活用の種類を覚えていないといけない動詞についてやっていきましたが

次は活用の種類を覚えていなくていい動詞について確認していきたいと思います。

活用の種類を覚えていなくていい活用は

  • 四段活用
  • 上二段活用
  • 下二段活用

この3つの活用になる動詞はたくさんあるので、いちいちこの動詞が四段活用で…なんて覚えることはできません。なので、

この3つは活用の見分け方と覚える必要があります。

四段活用、上二段活用、下二段活用の見分け方!

四段活用、上二段活用、下二段活用の活用を見分ける方法は

動詞に「ず(=~ない)」をつけて、上の母音で判断します。

上の母音が

  • a(あ)なら四段活用
  • i(い)なら上二段活用
  • e(え)なら下二段活用

活用の種類を覚えなくていい動詞の活用の種類を判断するときはこのやり方を使ってください!

活用の行の見分け方!

古文動詞は何段活用かだけでなく

活用の行も見分けないといけないです

活用の行の見分け方もルールがあるので確認しておきましょう!
  • 一段活用=「る」の上の文字の行
  • 一段活用以外=基本形の「最後」の文字

例えば…

  • る(上一段活用)=マ行
  • (四段活用)=カ行

といった感じです。

これは慣れれば感覚で分かるようになるので無理に覚えなくても大丈夫です。

活用の行を覚えておくべき動詞

さっき簡単といった活用の行ですが

中には活用の行を覚えておかなければならない動詞があります。

これは現代語と古語の表記や発音の違いによるものなので

後々でもいいので覚えてしまいましょう。

  • 居る、射る=ヤ行上一段活用
  • 得(う)、心得(こころう)=ア行下二段活用
  • 植(う)う、飢(う)う、据(す)う=ワ行下二段活用
  • 老ゆ、悔ゆ、報ゆ=ヤ行上二段活用

活用が2種類ある動詞

今回最後にやりたいのは活用が2種類ある動詞です。活用が2種類あるということは訳も2種類あるということです。

ややこしいですが覚えてしまえば簡単なのでやっていきましょう!

ちなみですが、助動詞の「す」をやってからのほうが分かりやすいのでそれからでも大丈夫です。

活用が2種類ある動詞は四段活用と下二段活用の2つあるパターンがほとんどです。

訳すときは

  • 四段活用=そのまま訳す
  • 下二段活用=四段活用の意味+使役
活用が2種類ある主な動詞 四段活用 下二段活用
被(かづ)く かぶる・褒美をいただく かぶせる・褒美を与える
頼む 頼みにする・あてにする 頼みに思わせる・あてにさせる
慰む 心が晴れる (心が晴れさせる)→慰める

という風に訳して下さい。

まとめ:古文動詞はこれで完璧

今回と前回の記事の記事で古文の動詞は完璧です。

次回の記事からは形容詞・形容動詞をやっていきましょう。

古文動詞でまだわからないところがあれば、コメントなどいただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

次の古典文法の記事

今回の記事は古典文法を参考書なしで勉強していくシリーズの三回目です。 古典文法が苦手な方は 【古文文法#1】 古典文法の基礎と動詞を誰でもわかるように解説!と 【古文文法#2】古文動詞の活用の見分け方を分かりやすく解説! […]

古文文法の形容詞・形容動詞を参考書より簡単に!【古典文法#3】のアイキャッチ画像