本当に大切なことを教えてくれる本「青い鳥」(重松清)の感想!【あらすじや名言もご紹介します】

  • 2019年9月8日
  • 2020年3月18日
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皆さんは人間にとって一番大切なことって何だと思いますか?

お金ですか?地位ですか?それとも顔ですか?

色々あると思いますが今回の記事では人間にとって一番大切なこと考えさせてくれる本「青い鳥」についてご紹介したいと思います。

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作品情報

  • タイトル:青い鳥
  • 作者:重松清
  • 出版社:新潮社 (2010/6/29)
  • ページ数:437ページ(文庫)

作者の重松清さんは「ビタミンF」で直木賞を受賞されいる。有名な作家です。

他にも「きよしこ」や「流星ワゴン」など有名な作品がたくさんある方なので名前は知っている!という方も多いと思います。

今回ご紹介している「青い鳥」もホームページ爆速俳優の阿部寛さん主演で映画化もされています。

余談ですがmakitaの小学校の図書室でよくおすすめの本として重松清さんの本がよくあったのを覚えています。

あらすじ

村内先生は、中学の非常勤講師。国語の先生なのに、言葉がつっかえてうまく話せない。でも先生には、授業よりももっと、大事な仕事があるんだ。いじめの加害者になってしまった生徒、父親の自殺に苦しむ生徒、気持ちを伝えられずに抱え込む生徒、家庭を知らずに育った生徒後悔、責任、そして希望。ひとりぼっちの心にそっと寄り添い、本当にたいせつなことは何かを教えてくれる物語。

出典:新潮社

 

主人公の村内先生が色々な学校を転々しながら行く先々で悩みを抱えた生徒に寄り添うというストーリーで

全8編の短編集になっているので非常に読みやすい作品でした。

主人公の村内先生は言葉がつっかえてしまう吃音症を抱えていて言葉を上手く話すことが出来ません。そのかわり村内先生は「本当に大切なこと」しか話しません。

本書のあとがきで作者の重松清さん自身が吃音を理由に教師になるのを諦めたと書いていて、自分自身のもう一つあり得たかもしれない人生を託したかったとも書いていました。

なので村内先生は作者がなりたかった先生であり、作者が子どもの頃に会いたかった先生なのかもしれません。

登場人物

この作品は主人公の村内先生が非常勤講師という設定なので全8編通して登場するのは村内先生しかいません。

なのでこの登場人物だれだっけ?とならずに読むことができました。

makitaは人の名前を覚えるのが本当に苦手なので以外とココ大事でした笑

話が逸れてしまいましてが、青い鳥では村内先生だけ押さえておければオッケーです!

青い鳥のココが良かった!

タイトルにもなっている青い鳥ですが、童話の「青い鳥」から来ていると思います。

チルチルとミチルの兄妹が幸せの青い鳥を探して旅をするのですが結局青い鳥は枕元の鳥かごの中にいて、幸せは身近な所にあるけど見落としがちだよねってお話です。

重松清さんの「青い鳥」のなかでは恐らく幸せというよりは生きる上で大切な忘れてはいけないこと。という意味合いで書かれているのだと思いますが、

大切な事も幸せも身近なところあるんだ。ということを教えてくれる本でした。

寄り添うことの大切さ

本書の主人公の村内先生は行く先々の学校で悩みを抱えた生徒と触れ合うのですが、

村内先生は決して「答え」を直接教えてくれることはありません。

ただ、1人1人の生徒に「寄り添う」のです。

「寄り添う」ってすごく大切なことで私が高3の時の担任の先生も私の受験の悩みをひたすら聞いてくれました。

そのおかげでとても辛かった受験勉強を乗り越えることが出来ました。

人間ってひとりぼっちの時こそ誰かが側にいてくれることはすごい助けになるし、だからこそ不安や悩みに対する答えを見えてくるのだと思います。

この話は先生と生徒の関係だけじゃなくて、友達や家族にも言えることで自分が辛い時に寄り添ってくれる人がいるってすごい幸せな事だし

そういうことが出来る人間になるって大切な事なんだと思います。

青い鳥の名言

村内先生は吃音症なのでスラスラとしゃべることは出来ません。

だからこそ、村内先生の話す言葉の一つ一つは読んでいる人の胸に刺さる言葉ばかりなのだと思います。

そんな青い鳥のなかで私の好きなセリフをいくつかご紹介したいと思います。

無理矢理詰め込んだとしか思えないほど窮屈そうに、何十尾ものアナゴがパイプに入っていた。(中略)でも、アナゴにとってはそれがいちばん快適な暮らし方なのだと解説のボードに書いてあった。(中略)〈わたしたちに似てる〉作文に書いた。

(青い鳥 330ページより)

みんなと一緒って安心ですよね。

けど、とりあえずみんなに合わせるだけになってないですか?

たいせつじゃないけど、正しいこと、あるよな。しょうがなくて正しいこと、やっぱりあるし、ほんとは間違ってるのに正しいことも、あるよな。

(同書 354ページより)

正しいこととたいせつなことって常にイコールなわけじゃないんですね。

makitaも正しいことだけじゃなくてたいせつなことが見える人間になりたいです。

どうでしたでしょうか?この記事を青い鳥に少しでも興味がでたって方がいたら嬉しいです!

最後までお読みいただきありがとうございました!